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コンサルティングと「CoBrain」の活用で要求仕様書の質の向上を実現|株式会社オーディオテクニカ 様

株式会社オーディオテクニカ

株式会社オーディオテクニカ
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導入事例|株式会社オーディオテクニカ

今回インタビューした方

青木 様(商品開発部 エレクトロニクス開発課 2グループ リーダー)
実方 様(商品開発部 エレクトロニクス開発課 2グループ)

CoBrainを活用した課題解決

課題

担当者によって要求仕様書(要件定義書)のクオリティが異なり、粒度にバラつきがあった。抜け漏れによって認識のズレやバグが発生するなど、開発の効率が悪く、改善する必要が生じていた。USDM※を導入していた時期もあったが、技法を全体に浸透させられなかったため、組織全体として質の向上を図りたいと考えていた。 ※USDMとは:清水吉男氏が提唱した、正確な要求仕様(要件定義)を定義するための技法

施策

要件定義書や要求仕様書を生成AIが添削する「CoBrain」を導入するとともに、エクスモーションのコンサルティングサービスを活用。仕様書の作成に携わる7名が参加し、USDMの手法とモデリングに必要なノウハウを学習した。

効果

要求仕様書のレビューの時間が大幅に短縮。コンサルティングと合わせて活用することによって技術者のレベルアップと仕様書の質の向上を実現できた。

目次

  1. 要求仕様書(要件定義書)の質の向上をめざしてコンサルティングとツールを導入
  2. 要求仕様記述の視点と実務的なノウハウを学び、仕様書の質が激変
  3. 人間が気づきにくい的確な指摘によって、大幅な時間短縮を実現
  4. コンサルティングの今後の活用と「Eureka Box」の再導入を検討中
01.要求仕様書(要件定義書)の質の向上をめざしてコンサルティングとツールを導入

エクスモーションのサービスを導入する前に、オーディオテクニカ様はどんな課題を抱えていましたか?

実方様

私たちは業務用の音響機器を作っているのですが、要求仕様書の品質と統一性という課題がありました。社内にテンプレートはあったのですが、作成者によってフォーマットや粒度にバラつきがあり、それが開発現場での認識のズレやバグの原因になっていました。

 過去の仕様書を参考にしても、内容に誤りがあったりして、クオリティは上がりませんでした。以前にUSDMを導入していた時期もあったのですが、技法が徹底されなかったため、課題解決には至りませんでした。あらためてしっかり学んで、抜け漏れがないようにしたいと思って、いろいろリサーチしていました。

「Eureka Box」や「CoBrain」を知ったきっかけと、導入を決めた理由を教えてください。

実方様

エクスモーションのサービスとの最初の出会いは、UMLモデリングツールを使用していた際に、参考資料として紹介されていた「ソフトウェア開発技術が学べるeラーニングサービス Eureka Box(ユーリカボックス)」でした。要求仕様書の作成について体系的に学べるサービスで、USDMの提唱者である清水さんが公認している企業という安心感もありました。さっそく無料登録して、内容を確認していたときに、メールマガジンで「生成AI×要件定義 CoBrain(コブレイン)」という新しいサービスがスタートすることを知りました。

 

さっそく「CoBrain」の問合せをして、開発者よりサービスの説明を受け、まずは「CoBrain」を活用してみようと思いました。生成AIで仕様書をチェックするというサービス内容が直感的でわかりやすかったのも、導入の後押しになりました。

 

青木様

実方から情報共有があって、これはよさそうだねという話になり、お声がけさせていただきました。それまではソフトを使って、USDMのような形式で要求仕様書を作成していたのですが、独自解釈が多かったんです。

 

業務用の音響機器は製品サイクルが長く、市場に出た後も継続的にメンテナンスを行っています。当初の仕様に不具合があると、後の改修にも影響を及ぼします。上流工程の改善は重要なテーマでした。コンサルタントの方に相談して、やはり本家本元にしっかり教えてもらったほうがいいという話になり、「組込みソフトウェアの品質改善のコンサルティング」と「CoBrain」を両方導入することにしました。

 

実方様

USDMは難易度が高かったので、個々の学習で全体を変えるのは限界があると感じていました。コンサルティングも導入して正しい手法を習得して、ルールから変えていこうと思いました。

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02.要求仕様記述(要件定義記述)の視点と実務的なノウハウを学び、仕様書の質が激変

コンサルティングは、どのように活用したのですか?

実方様

9月にトレーニングを実施して、10月からコンサルティングがスタートしました。目標は、全員がUSDMについて正しく理解し、要求仕様書を作れるようになることです。コンサルティングは先行して3名が参加し、そこから全員に展開していこうと考えていました。

青木様

コンサルティングは、週2回でそれぞれ半日の対面支援です。過去の製品モデルの課題整理が充分できておらず、「これまでのやり方の何が悪かったのか」から始まったのですが、初回から手応えがありました。

実方様

「要求分析も全然できてなかったのか・・・」と思いましたね。私たちは開発部隊だったので、企画寄りの観点で要求を吸い上げるなどのノウハウがなかったんです。技術者がそこまで理解したうえで、仕様を書いていくと漏れがなくなるなど、すごく勉強になる話ばかりでした。

青木様

11月に後発の4人が合流したのは、先にコンサルティングを受けていた3人と差がついてしまい、レベル合わせが必要になったからです。この時期から、仕様書を書き始めるプロジェクトがあったというのも理由のひとつですが、2ヵ月の差は大きかったですね。

USDMを書くということだけでなく、モデリングのノウハウを身につけることができたのも、とてもよかったです。ドメインモデル、ジャーニーマップ、ユースケースなど。これまで何となく書いていたものについて、どういう視点で書くのがいいのかを指導してもらえたのが収穫でした。

03.人間が気づきにくい的確な指摘によって、大幅な時間短縮を実現

「CoBrain(コブレイン)」は実際に使ってみて効果はありましたか?

実方様

コンサルティングの開始と同時に使えたのですが、実際に活用するようになったのは、コンサルティングでいろいろ教えていただいてからです。11月からUSDMを書き始めるプロジェクトがあったので、「CoBrain」でチェックして直して・・・という作業を細かいサイクルでやっていました。

 

青木様

12月から、コンサルティングのやり方が週1回のオンラインレビューに切り替わったのですが、私のプロジェクトで「CoBrain」をよく使うようになったのはそこからですね。今までは、分担を決めて仕様書を作成して、全員で読み合わせをしていたのですが、あらかじめ「CoBrain」を通すと表記ゆれなどがない状態で確認できるので、大幅な時間短縮が実現できました。

実方様

人間のレビューにはない指摘を結構もらえるので、助かっています。例えば「動作すること」については書いてあっても、「しないこと」が定義されていないとか。

青木様

初期の生成AIツールは、的外れなコメントが出てくるものが多かったのですが、「CoBrain」は表記ゆれと抜け漏れ、論理矛盾、あいまいさを的確に指摘してくれます。

実方様

コンサルティングで機能の引き出し方なども教えてもらえたので、最初からしっかり盛り込んで仕様書を作り、「CoBrain」でもれなく検討出来ているという実感があります。バグが何件減ったというような数値化はできていないのですが、私のプロジェクトの方はシステムテストに入る段階なので、結果が楽しみです。

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音響測定において邪魔となる外部からの音を遮断し、壁から跳ね返ってくる反射音を吸収する「無響室」オーディオテクニカ様 本社設備

04.コンサルティングの今後の活用と「Eureka Box」の再導入を検討中

今後もエクスモーションのサービスを活用していくのですか?

実方様

USDMのコンサルティングは想像以上の成果があり、満足しています。自分たちで改善していける目処が立ったので、3月でいったん終了しました。今は別の課題について、コンサルティングをお願いするかどうかを検討しています。要求仕様書を次の設計資料にどう活かしていくのかとか、XDDPなど、教えてほしいことはまだまだあります。

青木様

コンサルティングは、参加したメンバーの満足感も高かったですね。想定していた最低限はクリアできたので、これから社内で横展開ができればと思っています。

実方様

「CoBrain」は、継続して活用しています。確実に業務効率化が図れるので、今後も必要なツールです。実は今、「Eureka Box」の導入も考えています。以前にトライアルで導入して、その後数か月は業務上の事情であまり利用できなかったのですが、USDMを書いていると参考資料としてもほしいんですよね。

全体のレベルアップを図るために学習するというだけでなく、誰かが仕事で困っているときに、ここを見たらいいよといえる価値もあると思っています。

本日はありがとうございました

株式会社オーディオテクニカ

所在地 (本社)
〒194-8666 東京都町田市西成瀬2-46-1
資本金
1億円
設立
1962年4月17日
事業内容
ヘッドホン、マイクロホン、ミキサー、アンプ、スピーカー、 各種ケーブル、カートリッジ、カーオーディオアクセサリー、 その他の音響・映像関連アクセサリー、 アクチュエーター関連製品、半導体レーザー関連商品、 産業用防塵装置、食品加工機器
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